一つ目の理由は「その作品を読んだけど、何も感じなかったから」、二つ目の理由は「心に残った場面はいつくかあったけど、それをどう書いたらいいか分からないから」などが考えられます。

一つ目の理由「何も感じなかった」人は、本は楽しく読めましたか？楽しくないと感じている本を読んでも感想はなかなか出ないものです。
（ただし、「つまらなかった」と感じている人はそれなりに本を読めているのかもしれません。なぜなら「つまらない」という感想を持っているから。何がつまらなかったのかを書くのもそれはそれで面白いかもしれませんね。親御さんはびっくりするかもしれませんが。）

二つ目の理由「書き方が分からない」人は圧倒的に多い気がします。
小学校の国語の授業では感想文の書き方は教わりません。本を読むことはたくさん勧められるけど、その読んだ本の感想を書く、発表するという経験が少ない人がほとんどな気がします。

また、何を書いたらいいかが分からなくてなかなか書けない人もいると思います。「このページのこの部分がおもしろかった」というのは分かるけど、それをどう広げていいかが分からない。
書き出しは？文の終わり方は？色々思い悩みますよね。

そこで次回は読書感想文の書き方についてお話ししたいと思います。