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非認知能力と認知能力②

参考文献:「非認知能力×認知能力 子どもの才能を伸ばす 最高の子育て」
浜野 隆 (ソシム株式会社発行)
「非認知能力と認知能力②」関連画像


非認知能力を伸ばすにはどうすればいいのでしょうか?
本書では、非認知能力を「スキル」と捉えて着目しています。

OECD(経済協力開発機構)では、子どもが人生を歩む上で、より幸せな生き方ができるような能力のことを【社会情動スキル】と名付け重視しています。筆者は次の3つの【社会情動スキル】を「非認知スキル」として着目しています。

①【目標を達成する力】
②【他者と協働する力】
③【感情をコントロールする力】
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①【目標を達成する力】=【やり抜く力】
何かをやり抜く力のある人は、壁に直面しても自分を抑えて我慢し、意欲を失わずに取り組むことが出来る。この力を伸ばす方法の土台となるのが「自己効力感(自分はできるという感覚)」です。自己効力感は、「自分の可能性を認識していること」つまり「自分には必要な行動を遂行できる」という感覚です。この感覚が高いと行動を遂行できる可能性が高まります。
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②【他者と協働する力】
本書では、「人の幸せは他者との関わりのなかにある」と書かれています。
「困ったときに助けてくれる」「信頼しきった人がいる」という人はそうでない人に比べて身体的に健康であり、記憶力も高く生活の充実感も高いとされています。
生活に充実感があると、自発的な行動を生み出す原動力となり、結果的に非認知能力を高める要因となります。
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③【感情をコントロールする力】
対人コミュニケーションの場面で発揮される能力です。他者の気持ちや考えを認知し、自分で考え行動する、その時に必要なのが自分の感情や行動をコントロールする能力です。
筆者は、この能力には「自己肯定感」が強く関連しているといいます。
自己肯定感には、
(1)他者との比較や評価で自分を「より良い」存在と認識すること
(2)ありのままの自分を「これで良い」と自己受容すること
の2つの側面があり、この2つのバランスが大事だといいます。
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このように、非認知能力を伸ばすには以上のような3つの能力が必要になります。そして、これらのスキルを高めることで、学力、つまり「認知能力」を伸ばすことに繋がるのです。

①~③のスキルを伸ばす具体的な内容は是非【最高の子育て】を読んでみてください。

また、こちらのコラムでも時々触れさせてもらいます。
  • 更新時間
  • 2024-10-22 13:33
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